CASE STUDY

開業5年目。
売上160%、利益550%成長の軌跡。
「人」で圧倒的成果を生む経営法
開業5年目。売上160%、利益550%成長の軌跡。「人」で圧倒的成果を生む経営法

医療法人社団 スマイル&ファイン
いしがみ整形外科クリニック
院長
石神 等

事業内容:

2017年5月、川越にて「いしがみ整形外科クリニック」を開業。スタッフ全員で「整形外科医療を通して、一人でも多くの患者様に安心、笑顔、元気、幸福を提供することに全力を尽くす」という理念に基づき、地域に根ざした医療を展開。理念経営の実現により県下No.1のクリニックを目指す。


課題: 事業拡大成長, 人材課題(従業員育成・人材採用)
規模: 30名〜100名
業界: 医療クリニック業界

売上200%成長の起点は、「人」にフォーカスした組織の再構築

— 導入から2年を経て、どのようなインパクトある成果が出ていますか。

( 石神 )

前回の取材時で、売上は既に導入前の140%に伸びていました。そこから更に160%成長したので、トータルで売上は200%以上利益は昨対比550%の成長を見せています。

— どのような要因が、売上200%超えの成長を生み出したと思われますか。

( 石神 )

一番は、人間関係を重視して組織を再構築したことで、僕とスタッフの信頼関係が強まったからですかね。昨年は、コロナ禍でスタッフが今まで以上に一丸となれたからこそ、目標を大きく超える成果につながりました。

開院当初からチームワークや仕組みづくりについては力を入れていて、そのチームとしての良さが患者さんに伝わり、ファン化できたと感じています。

しかし、忙しさが増す中でスタッフとのコミュニケーションは減り、eNPS-40%(従業員の職場へのロイヤルティを-100%〜+100%のスコアで数値化する)という、僕としては非常に不本意な結果を招いていた。

そこを「すごい会議」を活用して「人」を軸に関係構築し直した結果、オープニングメンバーは誰一人辞めず、全員が一丸となって進む組織として再建できたと思っています。

組織の目標・ビジョンは、幹部メンバーの夢の集合体

— 「人間関係を重視して組織を再構築」する。「人」に関する問題と向き合うには、何が重要だと思われましたか。

( 石神 )

コミュニケーションの絶対量と、組織としての目標・ビジョンをつくることですね。

今は幹部メンバーが組織のビジョンの中心にいて、彼らの夢の実現自体が、組織ビジョンの一つのピースになっている素晴らしい状態です。でも以前は違った。僕なりにメンバーのことを考えているつもりでも、噛み合っていなかったんです。

そこを、「すごい会議」を通して本音で会話し、かつコミュニケーション量を圧倒的に増やすことで改善できたと思います。

分かったのは、僕が一人で組織を引っ張るにはリソースにも経験にも限界があるということ。仲間と共に全員が共感できる目標をつくり、個々の能力の掛け算を生むことでこそ、パフォーマンスが最大化すると実感しました。

今は組織のビジョンが明確なので、それに合致する人しか入社してこない。感覚的にはこの組織へのロイヤルティの高い人材が4割以上を占めている、非常に理想的な状態です。

コーチは思考を言語化して気づかせてくれる、第二の参謀

— 梨木コーチは、石神院長にとってどんな存在でしょうか。

( 石神 )

僕が考えていることを言語化して、プラスに向かう感情を引き出してくれる“コーチ”ですね。

幹部メンバーに対しても、思考の癖や問題に気づかせ、良い方向に向かうようサポートしてくれる。彼ら自身がどう感じているか、僕が彼らに何を感じているか。自己の内面と向き合いながら、潜在的な感情まで発掘していける感覚があります。

ここまで組織や僕のことを考え理解してくれる人は、まず他にいない。第二の参謀的存在として非常に信頼しています。

— 梨木コーチを"信頼できる参謀"と感じ始めたのはいつ頃からでしたか。

( 石神 )

セッション初日には、既に信頼していましたよ。

初日のプログラムで、組織に関する「ひどい真実」(普段は言えないタブーのようなこと)を各自が口にする場面があるのですが、スタッフの本音を引き出すには、『ここでは安心して発言できる』と認識されることが重要だったはずです。

梨木コーチと僕との関係が見え『何を口にしても大丈夫だ』と感じたからこそ本音が出たし、コーチからは『絶対にこのチームを上手くいかせる』という覚悟のようなものも感じました。

組織の目標が完成したときには、コーチの指揮力とメンバーの想いに感動し、「このメンバーとやっていきたい!」という思いが高まり、希望を感じました。

「希望」を生みだすから、次に進める

— セッションで生まれた「希望」について、もう少し教えてください。

D 梨木 )

組織の目標を立てる際のコーチの役割の一つは、「希望の創出」だと僕は思っています。

問題の棚卸しを経て新たな目標とアクションプランを立てたときに、希望さえ生まれていれば、問題が難解に見えても次に進める。

問題への向き合いが変われば解決策も自然と出るので、そこを意識して成果までの道筋をサポートしています。

必要なのは、一人ひとりと向き合い成長を後押しするコーチング

— コンサルティングではなく、コーチングに価値を感じていらっしゃる理由を教えてください。

( 石神 )

クリニックでは患者さんへのカウンセリングを行うため、仕事柄、人の気持ちに寄り添うことは必要不可欠です。

僕は経営に対しても同じ考えで、無機質に数字を追うのでなく「人」に寄り添うことを経営の軸に置きたい。スタッフには、この職場を通して“人生のプラスになること”を見つけてほしいと思っています。

そのためには、「人」の成長にフォーカスできるコーチングが最適だと思ったから、です。

— コーチから見て、この2年間で石神院長はどう変化されたと感じますか。

D 梨木 )

ご自身の感情との付き合い方が上手になられましたね。

例えば、思い通りにならないことに出会ったときに、以前はご自身の中に沸いた不安や苛立ちを、ともすれば周囲が萎縮しかねない形で表現される場面が見られました。

今は、周りが自然と「自分が動かなければ」と思うような、プラスのサイクルに巻き込む表現をされていて、承認力も上がっています。

この変化の源は、アドバイスされたことを何でもやってみるという石神さんの姿勢。だからこそ組織の成長が顕著なのだと思います。

先達からのアドバイスを徹底し、仲間の幸せをつくっていく

— 石神院長は、クリニック経営についての講演やコンサルティングもされていると伺いました。ビジネス成功の起点はどこにあるのでしょうか。

( 石神 )

僕自身は元々大した人間ではないんです。でも開業する時に、湘南美容クリニックの相川院長から、「素直に学んで」「学んだことを実践して」「諦めないで」という三つをアドバイスいただき、それだけは自分の強みになるまでやると決めました。

数年顔に相川さんとお会いした時に、「君の今の結果があるのは、素直さとスピードだ」と言われたことが記憶に残っています。

自分の強みを意図的に磨き続け、自分が本当に求めるものを考続ける。この二つは今でも常に心がけています。

— 石神院長の今後の目標や挑戦についてお聞かせください。

( 石神 )

今後は、自分のクリニックの拡大というよりも、一緒に働く先生方のパフォーマンスの最大化や、スタッフの独立・スタートアップを支援していきたいと思っています。彼らが最高に幸せになる状態をつくっていきたい。

クリニックとしては、優秀な先生やスタッフが採用できていて、顧客満足と従業員満足の両輪の実現が見えています。日本一のモデルクリニックになれるようなさらに良い状態にしていきたいし、医療業界のオンライン教育ビジネスも立ち上げたい。

仕事以外の自分の家庭も含めて、今以上により良く整えていくことで、人生そのものを、一層充足させていきたいですね。

— ありがとうございました。

( 2020年11月)


               

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