CASE STUDY

前期比売上1.2倍、営業利益約2倍。
「社会に必要不可欠な会社」へ。

CASE STUDY : 株式会社ネクシィーズグループ 代表取締役社長 近藤 太香巳氏

東証一部上場株式会社ネクシィーズグループ 代表取締役社長近藤 太香巳

事業内容:
通信事業を始めとした幅広いビジネスを展開。中でも注力しているのは電子雑誌出版とLED照明レンタルサービス。同グループのブランジスタ社は日本一の電子雑誌出版社。また今後の成長領域としてバイオ関連事業があり、DNA解析の結果を個人の食事療法や美容へ活用できるサービスとして、全国のエステティックサロン800店舗へ導入されている。

Vol.1 「すごい会議」で、見えてきた課題

— 導入のきっかけについて教えて下さい。

(近藤) 「すごい会議」については以前から知っていましたが、全く興味はありませんでした。それはネクシィーズグループが「他の会社が羨むほど社員のモチベーションが高い会社」であると自負してきたからです。それでも導入に至ったのは、私が代表理事を務める経営者交流会「パッションリーダーズ」の仲間の一人に、コーチの久保田君がいたから。同会理事の湘南美容外科クリニックの相川総括院長の推薦も決め手となり、久保田君とならばやってみても良いかなと思ったのです。

始めて気付いた社員とのエネルギー差

— 実際に導入されて、「変化」はありましたか。

(近藤) ものすごく刺激を受けましたし、自分と社員のエネルギー差、特に幹部社員とのパワーバランスのギャップに気づかされました。
 社長という職業は、高い目標を掲げてマイルストーンを明確にし、責任を持って体現していくのが仕事です。ヒーロー性も出てくるし、大きな夢も語るべきです。その一方で、パワー差が大きく生じると、長く一緒に仕事をしてきた信頼のおける幹部でも、どこかで私に守られているという意識が生まれてくる。また、上場会社であることで、いつの間にか達成確実で保守的な目標を掲げざるを得ない状況になっていたことにも改めて気づきました。

D久保田) 最初の印象は、「近藤社長のパワーが全社に伝わりきっていない」と感じました。社長と他の人のスピード感が明らかに違っていたので、セッション開始後数回は、社長に「パワーを抑えて」と事前にお願いする状態でした。回数を経るうちに、幹部の方のエネルギーが高まり、PDCAが高速で稼働、今では社長同様に熱量がぐんと高まっています。

(近藤) 10年前と比べ、会社として「奇跡を起こしてやる」というパワーが弱まっているのではと薄々感じていたことを、改めて突き付けられました。
 “高い目標を達成する”“やりきる”ということを、自分は出来ていると思っていても、仕組みとして周囲に伝えられていなかった。それを「すごい会議」という手法で、実現できたのです。

劇的な成果を生むための「成功のムード」

— セッションで印象に残ったことを教えてください。

(近藤) 「これからの成功は、過去の成功体験の中から生み出されるのではなく、ここにいる人たちの、今の良いムードから生み出されます。」と言うコーチの言葉に、ハッとしました。かつて、社員10人程度で「上場する」という夢を掲げた頃、非常に難しい道のりであっても、私たちはできると信じていた。「できるかできないか」でなく「したいか、したくないか」なのです。その「成功のためのムード」が大事だと知っていたにも関わらず、それを忘れかけていたことに気づき、心に響きました。

— 「すごい会議」はどんな企業にお薦めしたいと思いますか。

(近藤) 大企業ですね。規模が小さければ全体の意思疎通も取りやすいですが、弊社のようにグループ企業合わせて1,000人ともなれば、幹部が集まってとことん議論する機会はあまりない。戦闘力、リソースがある企業が導入すれば、より劇的な効果が生まれるはずです。
 会議は短ければ短いほど良いという考えでしたが、今回で変わりました。1年後にはこの成果が出るので、非常に楽しみです。

— ありがとうございました。

(取材日:2014年9月)

Vol.2 目標の達成、そして更なる夢の実現へ。

— 導入から1年が経ち、「効果」は出ていますか。

(近藤) 掲げていた目標、売上100億円、営業利益10億円という高い数値を達成しました。前期と比較して売上1.2倍、営業利益は約2倍と効果絶大です。タイミングで言うと、グループ会社が上場を目指し、また新規のエネルギー環境事業もスタートしたばかりだったので、経営チーム強化としても良い時期でした。目標達成には、コーチングの手法だけでなくコーチ個人の経験と知識が大きく関わり、貢献いただいたと実感しています。

役員の急成長と戦略的なフォーカス

— 特に大きな成長要因は何だったのでしょうか。

(近藤) セッションメンバーである役員が120%まで力を伸ばしたことです。現状に満足せず、自分を追い込んでいくムードを作ってくれました。次のセッションまでに何をするかを各自が決めて約束するのですが、その約束が必ず毎回実現されていた。
 また、セッション初日に、メイン事業2社にフォーカスして問題解決すると決めたことも良かったです。参加者を絞り、その全員が目線を高く持つようになったことで、Nexyz.BBのLED事業は爆発的に成長しましたし、株式会社ブランジスタも9月に上場を果たしました。
 強制的に「近藤さんは話をしないで。」とコーチに制止されたことも良かったと思います。影響力が強いであろう私が一方的に発言していたら、ここまでの社員の変化や大きな成果は出なかったでしょう。

D久保田) 皆さん、大きな目標であっても実現しようとするエネルギーが強く、早い。セッション中は「手段」ではなく、最終的に「何が欲しいのか」にフォーカスし、課題解決策を確認していきました。

(近藤) 役員はモチベーションが高く優秀ですが、今までは課題解決の方法を知らなかった。それが「すごい会議」により彼らの心に火がつき、彼らが本気で数字を作ろうと行動し始めた結果、パフォーマンスが非常に高まったのです。

地球に貢献する「社会に必要不可欠な会社」へ

— 今後のビジョンを教えてください。

(近藤) 20代の頃、世の中には三つの会社があると考えました。一つ目は、社会に無くてもいい会社。二つ目は、あったら便利な会社。三つ目は、社会にとって無くてはならない会社。今後私たちは「エネルギー環境事業」を軸に地球に貢献する「社会に必要不可欠な会社」を目指します。
 
 もっと言うと、命がけでやりたい事業が三つあります。
 一つ目は地球貢献。お話ししたエネルギー関連事業で、LEDレンタル事業は節電効果もあり、利用者負担も少ないため既に1万5千を超える飲食店、宿泊施設が導入しています。
 二つ目は、電子広告メディア事業。電子雑誌の出版社が上場したのはブランジスタが初なので、リーディングカンパニーとしてメディア革命を起こしたい。
 三つ目は起業家育成。パッションリーダーズという経営者を対象とした日本一の規模を誇る団体を運営しています。会員企業が講師として起業家を育成する「パッションリーダーズアントプレナー」も設立。日本の企業率は3.9%ですが、既に当会内では18%を超え、目標数値は企業率50%です。

— その夢を実現すべく、今後「すごい会議」やそのコーチに期待することとは。

(近藤) 役員のなすべきことを更に深掘りし、中堅層の能力も伸ばしてほしいですね。会社全体の成長を促進する工夫を期待します。
 実際に成果が出ているので「すごい会議」はすごくオススメします。久保田君は好きではないけど(笑)認めているし、信頼しています。課題の重要なポイントを見つけるのは絶妙で、彼でなければここまで成果を出せたとは思わない。業績伸長にものすごく貢献してくれました。

— ありがとうございました。

(取材日:2015年10月)

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