CASE STUDY

組織拡大を目指す、リーダーの自己変革
「成果に一番近い方法だけを、意志決定し続ける」
組織拡大を目指す、リーダーの自己変革。「成果に一番近い方法だけを、意志決定し続ける」

株式会社 ハステック
代表取締役社長
田島 太郎

事業内容:

DXを活用して、社会インフラを作る』次世代型テックカンパニー。自社開発で業務管理プラットフォームをAI化し、独自のビジネスモデルを確立。不動産事業から始まり、現在は“清掃”ビジネスの分野においてリーズナブルかつ高品質なサービスで急成長を遂げている­


課題: 事業拡大成長
規模: 10名〜30名
業界: 不動産建築業界, IT・通信業界, サービス業界

「本気で、会社をデカくする」 そのメソッドを知りたい

— 最初に個人コーチングを導入いただき、その後「すごい会議」を導入されるという珍しいケースです。導入までの経緯をお聞かせください。

( 田島 )

久保田さんに初めてお会いしたのは、株式会社ゼニアス代表の坂口さんのご紹介で、2019年頃です。

当時は、それまで手がけた不動産事業を2019年4月に売却したばかり。比較的のんびりしていたためビジネスを拡大したいという気持ちもなく、「会社を本気で大きくしたくなったらご連絡ください」と、久保田さんに言われて終わった記憶があります。

— 数年がたち、改めて個人コーチングを受けようと思ったきっかけを教えてください。

( 田島 )

コロナ禍直前の2020年頃に今の清掃事業を始め、本格的にこの事業を伸ばしたいと思い始めました。売却した不動産事業も拡大するチャンスはあったはずなのに、何かと理由をつけてしなかった。だからこそ、次に『これ』と思うビジネスに出会ったら本気でデカくする、そう決めていたんです。

ただ、僕個人で突破して勝てる自信はあっても“組織として”勝ちにいく方法を知らない。「すごい会議」にはそのメソッドがあるはずだ、と久保田さんにご連絡しました。

個人コーチングから始めた理由は、助走的な意味合いですね。「すごい会議」は大きな買い物なので、久保田さんへの信頼を確信に変えてから踏み出したかった。

D 久保田 )

当時は正社員数4名というビジネスのスタート期。その規模感なら社長が指示する形でも十分回るので、個人コーチングが会社の成長につながると考えました。必要に応じてメンバーを加えてもいいし、試してもらうことが一番早いかな、と。

“個”でなく、“組織で”勝つために

— 数回の個人コーチングを経て、「すごい会議」に切り替えた理由を教えてください。

( 田島 )

個人コーチングの途中で他のスタッフも加わり始めたのがきっかけです。彼らが「すごい会議」に耐えられるか不安でしたが、「やってみたらいいと思います」と久保田さんに言っていただいたのが一つ。

あとは『久保田さんとなら成果が出る』と確信めいたものを感じ、高い金額を払う覚悟ができたから。

「成果を出したいなら、久保田さんだよ」という、共通の知人の言葉も大きかったですね。

— 正式に「すごい会議」を始めるにあたり、期待したことを教えてください。

( 田島 )

あえて言うなら、自分の弱点であり苦手意識のあった“組織でやる”“チームで勝つ”、です。

「とにかくやる、できるまでやる」という業界特有の気合と根性だけでは、人も組織も育たない。僕の個人技でなく、組織のポテンシャルを生かしてビジネスを伸ばすメソッドを学びたかった。自分以外のスタッフが主役になるのが、いいと思ったんです。

“最強のイエスマン”から、考え主張する人材へ

— 導入から1年、どのような変化や成長を実感されていますか。

( 田島 )

スタッフが圧倒的に脳みそを使うようになりましたね。うちのスタッフは最強のイエスマンだったんです。「社長が言うならやります!」と、何の疑いもなく走り切れる。

その彼らが自分で考え、意見を主張できるようになった。成長過程ではありますが、マネジメント力が格段に上がったメンバーもいて人材の成長に驚いています。

D 久保田 )

決めたことをやり切る、というのは、問題解決の初期のステップとして非常に重要です。意思決定しても実行しなければ意味がなく、その点で『社長の言っていることを正解にしようとする』人材が存在するのは大きな強み。基盤さえつくれば機動する組織でした。

— スタッフの方の成長に、「すごい会議」の何が作用したと思われますか。

( 田島 )

“社長が絶対”で考える習慣がなかったので、言語化する力がとにかく弱かったんです。

「すごい会議」のルールにならって“自分の考えを紙に書いて発表する”ことすら、僕らには新鮮だったし、「社長が言ったから」でなく「なぜなら〜だから」と自分で考え、発言のフォーマット通りに発言することも考える習慣づけになったはず。

月に一度のセッションと毎週の進捗会議の場が、いいトレーニングになったんじゃないかな。

“気合い”でなく、組織&仕組みで問題解決

— 売り上げ利益や採用領域では、どのような成長が生まれましたか。

( 田島 )

僕はケチなので、コストをかけた以上は回収したい(笑)。始めたからには成果のために何もいとわない、『やるしかない!』とスイッチが入り、1年で正社員を4名から16名に増やしました。

売り上げはまだ発展途上ですが、以前はなかった歯車が完成し、“組織として”昨対200倍以上の売り上げをつくり出せています。去年の今頃は、僕ともう1名のスタッフだけで仕事をつくる状態だったので、「すごい会議」があってこその、今。

僕個人がつくれる売り上げには限界があっても、組織でできれば可能性は何倍にも広がると実感しています。

— “組織として”の売り上げづくりについて、詳しく教えてください。

( 田島 )

営業を“仕組み”で動かす、と決めたことがターニングポイントでした。そもそも不動産業界は完全に個人プレーの世界。個人の営業力を伸ばすことが何より重要で、頑張っても成績につながらずに報われないことも多い。

そうではなく、僕は一生懸命頑張る人を評価できる状態をつくりたかったんです。

気合いだけで乗りこえてきた僕らには、『担当を明確にし、KPIで管理する』ことさえ目からウロコで、『仕組みで解決できる』『知らない手法がたくさんある』と気づかせてもらったことが大きかったし、成果を出しやすくするコツのようなKPIを見抜いてくれるコーチがいたから、短期間で成長できた。

今では、どんなスタッフも安定して毎月の売り上げを生み出せる状態が実現し、頑張るほど売り上げにつながる構造をつくり出せています。

— “仕組み”で解決しようと、意識が変化したきっかけを教えてください。

( 田島 )

久保田さんの存在です。以前の僕らは、問題が起こると『自分の頑張りが足りない。もっと頑張らないと』と気合いの問題として解決しようとしていました。しかしその度に久保田さんからの指摘が入ることで、『うまくいかないのは、仕組みが回っていないから。うまくいく仕組みをつくろう』と、思考をシフトしていけた。

頭で理解するだけでは、染みついた習慣や思考のクセを変えることは難しいので、コーチの存在、繰り返しのセッションの場があってこその変化だったと思います。

( 久保田 )

ある意味、僕は人を信じていないんです(笑)。問題の解決策として、“頑張る系”は最初に出やすく、「なんとかします!」とみなさん宣言してくれます。

でも、行動のトリガーを人の感情に設定してしまうと、『面倒くさい』『時間がない』とエネルギーが落ちたときに行動も滞ってしまう。だから感情抜きで自動的に動く“仕組み”での解決を求めるんです。

「やっと本当の“経営者”になれた気がする」

— コーチから見て、ハステックさんの1年での変化をどう実感しますか。

D 久保田 )

今ここに見える景色は、1年前とは全くの別世界です。

社長に言われるがままだった集団が、意志を持ち、さらに成功を意図して方法を変えられる集団になった。自分の「こうしたい」の意志以上に、成果の出る方法を優先できる方々です。

人材がそろい、適材適所が実現している根本には、田島さんの躊躇なく進む在り方が大きく影響しています。

成果だけにフォーカスして大きな意思決定を次々し続けられるからこそ、問題解決が自動的に早く、進んでいます。

— 田島さんは、ご自身の変化をどのように実感されていますか。

( 田島 )

この1年で、人生が変わる感覚を味わいました。以前は、人とのコミュニケーションが苦手でマネジメント経験のない自分には、10億規模の会社はつくれても1,000億はつくれない。だから10億未満の事業をつくって売ろうと考えていたんです。

でもそれは、できない自分への悔しさを抱きながらの選択だと気づいた。

やらない自分を変えたい、できるようになりたい。1,000億は無理でも行けるところまで行こうと決めて「すごい会議」を始めた結果、以前の自分なら絶対に選択しない、恐ろしく挑戦的な意思決定ばかりしています(笑)。

そして今、苦手だったことができるようになり、やっと本当の“経営者”になれた気がする。

『僕の人生はうまくいく』、そう思えました。

— ご自身の変化を生んだ一番の源は何だったのでしょう。

( 田島 )

本気で「やる」と決めてやるだけですね。成果を出すと決め、一番効果的な方法を選択し続けた結果だと思います。

“成果に対して効果的か”以外の要素を全て捨てることになるので、本気の覚悟のない人はやめた方がいいですよ(笑)。でも、やればやるほど近づくので、意思決定したくなるんです。

D 久保田 )

意外にも、人は得たい成果に対して“効果的なこと”を選べていないのが現実で、もっと言うと、そうでないものとの区別すらできずに判断しています。だからこそ“成果に対して効果的か”と常に照らし合わせる私たちコーチがお役に立てるはずです。

成果だけにフォーカス、ビジネスに本気になれた

— 「すごい会議」への満足度を教えてください。

( 田島 )

間違いなく100%です。

僕は器用貧乏なタイプで、ある程度うまくできて満足しちゃうんです。過去にやっていた柔道も不動産事業もそう。トップ集団にはいるけれど金メダルが取れないことは自分でわかっていて、それで困らない。

でも、そんな自分にも理想や願望があったと気づいたことで、「すごい会議」を入れてやらざるを得ない状況を人工的につくり、理想一点にコミットした。

僕のこの1年の変化は、例えるなら、ファッションデザイナーがデザイナーとしての自分を超え、経営者として再出発するような感じ。

会社として勝つには、デザイナーならやりたくないことも、経営者としてやる必要が出てきます。自分の限界を超え、やるべきことが変わる。

「すごい会議」にハマり、久保田さんにハマり、ビジネスに本気にさせてもらいました。

— どのような点で、久保田コーチに「ハマった」のでしょうか。

( 田島 )

久保田さんは、この会議において感情がない。僕に忖度せず、流されず、成果を出すことのみにフォーカスして存在してくれます。だから僕もブレずに意思決定できる。「成果を出したいなら久保田さん」という言葉は、本当でしたね。

( 久保田 )

私から経営者への最大の愛は“成果”だと思っているんです。だから常に“成果”に焦点を当てますし、やり切る力の強い田島さんだからこそ、ご自身の限界突破の手段としてうまく使っていただけた気がします。

今の延長線上にないことを実現して、勝ちにいく

— 「『すごい会議』ってなに?」と聞かれたら、なんと回答いただけそうですか。

( 田島 )

僕にとっては、組織成長のためのライザップかな。ビジネス規模を上げて勝つために、成果を出すために、一番近い方法だけを選んで決定し続ける会議。実際に成果も上がるので、ライバルが増えるから人には紹介したくないのが本音です。

— 御社の今後のビジョンを教えてください。

( 田島 )

労働集約型のビジネス×ITで、いつでもどこでも誰でも働ける世の中をつくっていくことが僕らの目指す未来です。清掃分野では実績を積んできたので、このまま日本一を目指します。

次に目指すのは、「あのAmazonならどうする?」というところ。サービス業の“Amazon”を実現するには、今後必ず、今の延長線上ではない何か、をする必要が出てくる。

久保田さんのコーチングを受けて良かったのは、『今の延長線上にないことをどうやってやるか?』の問題解決ができることです。本気でフェーズを上げていくときに、間違いなく久保田さんの力が必要になります。

— ありがとうございました。

( 2023年3月)


               

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