今日の「意思決定」を変えて、新しい自分になる方法
- 2020.04.30
- 日常

「私/俺たち、入れ替わってる!?」
2016にヒットした新海誠監督の長編アニメーション映画、「君の名は。」の主人公、瀧と三葉のセリフです。互いを知らない男女の高校生が、ある朝目が覚めると体が入れ替わっていたという、「入れ替わり」を起点としたストーリーで展開する、言わずと知れた人気作品です。
外出自粛によって自宅で過ごす時間が多くなった今、気になっていた映画をまとめて見ているこの頃です。
今日も「セルフレス」という映画を観ました。
「NYを創った男」と言われる大富豪が、余命間近に記憶転送装置を使って若い肉体に自らの記憶を移す話で、これもまた、ある種の「入れ替わり」の話。
朝起きたら他人の体に入れ替わっていた!とは、そう簡単に起らないとしても、臓器移植などでは、移植後に別人格のような症状が現れる方もいると聞きます。現在のようにテクノロジーや科学技術が発展している世界では、「入れ替わり」に近い現象を人為的に起こすことも不可能ではなさそうですよね。
と、思って少し調べて見ましたが、実際はまだもう少し先の話のようです。
(ご興味ある方はこちら。:世界初の「ヒト頭部移植」に成功ってホント?その真相と可能性は)
「ヒト頭部移植」による意識の転送は未来の話ですが、
「脳はそのままで、意識を転送する」
ということはできると、最近実感したことがあります。
今私は、パーソナルコーチをつけて食事と筋トレのコーチングを受けています。
年始から始めたので数ヶ月間、理想の体型を目指し、実施する内容は「定期的なトレーニングと、期間限定で口に入れた物の写真を水以外全てLINEで送る」というものです。
期間中は毎日、口に入れたものを全てコーチに知らせ、翌日にフィードバックが来ます。
「ほぼ目標通り!」とか
「タンパク質だけもう少し増やせたらベストですね。日中に摂取する水分は、水と、もう一つはBCAAの入った水にするとか、あるいはプロテインをもう一回摂取するなどするとタンパク質は目標値に近づきます。」とか
「最後のサバ定食はファインプレーでした!この食事で、一気に良質なタンパク質、良質な脂肪、良質な炭水化物が補給できました」とか。
まめに、具体的に貰えるフィードバック!
これこそが今、翌日以降の私の行動に違いを生み出しています。
例えば、「プロテインが足りないと言われたから、外出時にコンビニでプロテインを買って飲もう。」「携帯できるささみプロテインバーを買いだめして持ち歩こう。」という風に、自分の行動が変わるのを感じます。(変えなければコストを掛けてコーチングを受けている意味がないのです。)
さらにこの変化をよく観察してみると、行動が変わる手前に「意思決定が変わる」という段階があることに気付きます。
「外出時の水分補給として何を買うか?」「朝、カバンの中に何を入れるか?」
この小さな一つずつの意思決定が、行動を変えているのです。
これは言うなれば、筋トレコーチの意識が私の脳に「移植」されているような状態。
この行動を数ヶ月繰り返しているうちに、口に入れるものが変わり、私の身体も明らかに変化しました。
同じことが食事以外にも言えます。
というのも、人は一日に35,000回意思決定をしているらしいんです。
つまり、1日に35,000回も自分を変えるチャンスがあると言えます。
あたかも、他人の意識が自分に移植されているかのように、普段の自分と違う意思決定を続けることができれば、「私/俺たち、入れ替わってる!?」と思えるような(?)、これまでの自分とは違う自分になることが可能ということです。
※厳密に言うと、相手に自分の意識は入りませんが
誰に何をフィードバックしてもらうと目指す自分に近づくのか、そして逆にフィードバックをする側だとしたら、相手に何を伝えるべきなのか、その選択も大事ですね。
まずは、Googleで「入れ替わり」と検索すると映画の候補が山ほど出てきますので、お好きなものから見始めるのもいいかもしれません。
そこには意思決定や行動変化のヒントは何もありませんが、約120分という時間を楽しく過ごすあなたを選択した、という行動と結果が待っているはずです。
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