なかなか動かない相手を動かす(かもしれない)リーダーからのリクエスト

なかなか動かない相手を動かす(かもしれない)リーダーからのリクエスト

こんにちは。
コーチの梨木です。

「あいつは何回言っても変わらん(怒or悲)。」
という状況に直面したことがある方、少なくないのではないでしょうか?

特にある集団のリーダー、マネジメントを任せられる立場にある方は、自分の手ではなく他人の手を動かして成果を出すことを期待されています。そうすると、リーダーの方は、ほとんど強制的に、誰かに何らかの言葉をかけて「意図した成果を出してもらう」ように働きかける能力開発をしなければなりません。

今日は、そんな方に、「決してリーダーであることを面倒なものと捉えるのではなく、逆にご自身の創意工夫で未来を切り開いていただきたい」という気持ちでお伝えします。

それでは本題です。

なぜ、「あいつ」は何回言っても変わらんのでしょう?

いくつか理由はあると思います。

・あいつは、あなたのことが嫌いで言うことを聞きたくない
・あいつは、プライベートで問題を抱えていて仕事どころじゃない
・あいつは、・・・・

と考えても無数にあり、問題を特定するのはチャレンジングです。
かつ、相手のコントロール下にある問題は、こちら側では解決しにくいケースが多いです。
※私調べ

 

では、どうすればいいのか?

 

相手に投げかけるリクエストの切り口を変えてみましょう。
では、リクエストの切り口とは?

という話をする前にリクエストの粒度からお伝えします。

リクエストの粒度というのは、例えば「野球で試合に勝ちたい少年」に対して、「もっとホームランを打て!」というのと「もっとボールを見ろ!」とでは後者の方がリクエストの粒度が細かい、ということです。

なんとなく伝わりますでしょうか?

仕事でいうと「もっと売上あげろ!」は粒度が荒く、「もっとアポイントを取れ!」「もっと商談の事前準備をしろ!」の方が粒度が細かくなります。

 

では、次です。

 

荒いリクエストであっても、行動を変えて成果を出せる人材はたくさんいます。
ただ、おそらく「あいつ」は荒いリクエストだと動きません。

そして、細かいリクエストでも動きません(怒or悲)!

動けない、かもしれません。

そこで切り口を変えるのです。

野球少年に「もっとボールを見ろ!」ではなく「ボールの回転を見ろ!」と言うのです。
※いえ、もしかすると「ボールはどんな回転をしてた?」と聞いてあげる方が相手は「はっ」としやすいかもしれません。

すると、「言われなくても見とるわい」という反応から、「か、回転を見ろ?どういうことだ、とりあえず今までのボールの追い方では見えない。どうやったら見えるんだ!?」と、今までとは違った視点でボールと向き合ってくれる、はずです。

あ、ここまで書きましたが、このケースは、「相手が絶望的にやる気がない「あいつ」」には効果を発揮しません。あくまで「やる気はある(はず)。なのにできない、動けない「あいつ」」である前提です。

 

相手に見えていない切り口は何なのか?

そこに目を向け、リクエストの切り口に創意工夫を加えるのはリーダーの仕事です。よね?

 

さて、「あいつ」には何て言ってどんな切り口を見せてあげると、そんな反応が引き出せそうでしょう。
お試しください。


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