質問で自分の脳内を覗く
- 2019.12.15
- コーチング
こんにちは。コーチの梨木です。
12月も残すところあと少し、2019年がいよいよ終わりますね。
先日、弊社デルフィーコンサルティング株式会社の「今期の振り返り」と「来期の目標設定」を行いました。
お客様に提供している手順と同様に、自分たちに幾つかの質問をして、その答えを紙に書いて各々が発表するという手順で会話を進めます。
結果的にこの日の会議では、来期に向けて参加者全員が納得し、所有感を持ち、かつ「よし!」という手応えのある良い目標が立ったと感じています。
その過程の場面で自分自身に気づきがあったので、ちょっと書いてみますね。
例えば、こんな質問にメンバーそれぞれが答えます。
「2019年、どんな成果を手に入れたか?」
「2019年、手に入れたかったけど手に入らなかったことは何か?」
「2019年、幸せだったことは何か?」
4人のメンバーがそれぞれの答えを発表するので、その答えの違いも興味深い。
一方で自分の答えを(紙に書くので)自分で見て、「なぜその答えが出てきたのか?」と考えてみると、自分の脳内で起こった反応が見えてくるのが面白い。
『ちょっといいことを言おうとして出てきたんじゃないか?』というもの。
『過去に同じ質問をされたときに出てきたので、(正解に近いものとして)出てきたんじゃないか?』というもの。
『今この状況(伊勢神宮をお参りしてから大人4名で1つの机を囲んでいる)で聞かれたから、出てきたんじゃないか?』というもの
などなど。
こうして脳内を覗いてみると、同じように質問に答えたように見えても、答えを出すまでの思考回路によって回答に質の違いが発生することを感じます。
逆に、質の違いを感じ取れれば頭の中で何が起きているのかを覗くことができ、自分を知る手掛かりになるというのが気づきでした。
みなさま、良いお年をお迎えください。
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